2020年比 +29,600円
+16.7%
GRADUATE WAGES · 2020—2025
初任給の推移を、
学歴別に比較。
大学、高校、専門学校、高専・短大、大学院。新卒の給与は、6年間でどう変わったのでしょうか。厚生労働省の新規学卒者のデータを、男女計・6月の月額・税引前という同じ条件で比べます。4月の初回手取りや、求人票の基本給とは異なる指標です。
5学歴・全30値を確認 ↓新規学卒者・一般労働者
男女計/全国
各年6月の月額
2020〜2025年
基本給・所定の諸手当等
税引前/通勤手当を含む
超過労働給与額
賞与・年間収入とは別
2025 · AT A GLANCE
2025年の新卒給与、5学歴の一覧。
すべて同じ調査の「男女計・6月の所定内給与額」です。集団の平均であり、個別企業の採用条件や、進学による上乗せ額ではありません。
2020年比 +22,700円
+10.9%
2020年比 +33,300円
+16.5%
2020年比 +36,300円
+16.1%
2020年比 +43,400円
+17.0%
READ THE PAY, NOT JUST THE NUMBER
「月給」と「手取り」を、
混ぜないために。
所定内給与額は、給与明細でいう基本給だけではありません。決まって支給する現金給与から、時間外・休日・深夜等の超過労働給与額を差し引いた金額です。税金や社会保険料を引く前なので、この数字がそのまま振り込まれるわけではありません。
通勤手当等を含む集計のため、求人票と比べる場合は手当の範囲もそろえる必要があります。ここでは条件が違う「4月の初回給与」「基本給のみ」「賞与込み年収」を同じ尺度として並べません。
6月の所定内給与額/税引前
通勤手当を含む
残業代等や年収を、この数値へ足し込まない
税金・社会保険料等の控除と実際の支給項目を確認。集計値だけでは算出できません。
FIVE EDUCATION GROUPS · ONE SCALE
学歴別の給与推移、
2020〜2025年。
縦軸は月額15万〜30万円。ゼロ始まりではありません。5学歴を同じ縮尺で表示し、重なった線は1本ずつ選べます。金額は下の年別表で確認できます。
小さい画面ではグラフを横にスクロールできます。全30値を年別表にも掲載しています
- 高校
- 専門学校
- 高専・短大
- 大学
- 大学院
ALL 30 VALUES · YEN PER MONTH
学歴別・年別の給与額を、
正確な数字で確認。
原表の「千円」を1,000倍して円に換算しています。全て男女計・各年6月・税引前の月額。2019年以前の旧初任給や推定値は接続していません。
| 年 | 高校 | 専門学校 | 高専・短大 | 大学 | 大学院 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 177,700円 | 208,000円 | 202,200円 | 226,000円 | 255,600円 |
| 2021年 | 179,700円 | 206,900円 | 199,800円 | 225,400円 | 253,500円 |
| 2022年 | 181,200円 | 212,600円 | 202,300円 | 228,500円 | 267,900円 |
| 2023年 | 186,800円 | 214,500円 | 214,600円 | 237,300円 | 276,000円 |
| 2024年 | 197,500円 | 222,800円 | 223,900円 | 248,300円 | 287,400円 |
| 2025年 | 207,300円 | 230,700円 | 235,500円 | 262,300円 | 299,000円 |
| 2020→2025増額 | +29,600円 +16.7% | +22,700円 +10.9% | +33,300円 +16.5% | +36,300円 +16.1% | +43,400円 +17.0% |
READ THE CHANGE
6年間で見える変化と、
数字だけでは言えないこと。
大学は36,300円増
226,000円から262,300円へ、約16.1%増えています。これは各年に入職した新規学卒者の平均であり、同じ人を6年間追った昇給率ではありません。
高校も29,600円増
177,700円から207,300円へ、約16.7%の増加です。金額の増え方と増加率は別の見方なので、両方を並べて確認します。
学歴差は「進学の効果」ではない
2025年の大学と高校の平均差は55,000円/月。ただし、年齢・職種・産業・就職先の構成が異なります。学歴だけの効果、教育費の回収額、将来の生涯賃金へは読み替えられません。
USE THE RIGHT COMPARISON
就職先の条件と比べるなら、
まず支給項目をそろえる。
採用情報と統計では、金額に含まれるものが違う場合があります。平均より高い・低いと判断する前に、給与の定義と対象者を確認します。
基本給と手当を分けて読む
基本給、通勤手当、固定残業代、各種手当の内訳を確認します。固定残業代を含む月給を、そのまま超過労働給与額を除く統計値と比較するのは適切ではありません。
初回振込額とは比べない
入社月の日割り、締め日、手当の支給時期、控除などで初回の支給額は変わります。この統計は各年6月の月額であり、4月に口座へ入る金額の相場ではありません。
12倍を年間収入にしない
賞与・残業代・働いた月数・各月の変動を含まないため、6月の平均を12倍しても入社年の実収入にはなりません。名目額の変化だけで購買力の増加も断定できません。
KEEP THE SERIES HONEST
2019年以前とは、
一本の線につなぎません。
名称が似ていても調査方法は同じではありません。2020年の変更を境に、比較期間を新規学卒者給与の2020〜2025年へ限定しています。
事業所単位の初任給調査と、2020年からの個人抽出による新規学卒者給与では集計方法が異なります。通勤手当の扱いも変わるため、増加率をそのまま接続しません。
年齢・学歴・勤続年数から新規学卒者を推定した遡及集計は、実際に新規学卒者を調べた今回の系列とは分けます。長いグラフにするために異なる定義を混ぜません。
感染症流行期を含み、採用された人や産業の構成が変わり得る期間です。平均の上下を、全企業の給与改定や同じ人の賃金変化と断定しません。
METHOD & PRIMARY SOURCES
数字の出典と、
対象者の定義。
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の各年の新規学卒者・学歴別表から、男女計の賃金欄を採用。一般労働者は短時間労働者ではない労働者の区分であり、「正社員のみ」とは限りません。
このページで採用した概況の対象は、常用労働者10人以上の民営事業所における該当者です。6月の実労働日数18日以上、1日当たりの所定内実労働時間数5時間以上、所定内給与額5万円以上等の集計条件があり、すべての新卒・就業形態を代表する金額ではありません。
2020年は訂正後の高専・短大202.2千円を採用。原表・定義・訂正情報を2026年10月7日に確認しました。出典:厚生労働省/円換算・図表加工:Libra。
データ掲載基準を読む →DIRECT ANSWERS
初任給について、
よくある質問。
2025年の大学卒・高校卒の初任給の目安はいくらですか?+
新規学卒者の男女計・6月の所定内給与額は、大学262,300円、高校207,300円です。税引前で通勤手当等を含み、残業などの超過労働給与額は除きます。4月の初回手取りではありません。
初任給は2020年からどれくらい増えましたか?+
2020〜2025年の同じ指標では、大学は226,000円から262,300円へ36,300円(約16.1%)、高校は177,700円から207,300円へ29,600円(約16.7%)増えました。個人の昇給額ではなく、各年の新規学卒者の平均の変化です。
この金額は基本給ですか、手取りですか?+
どちらでもありません。所定内給与額は基本給に所定の諸手当等を含む税引前の現金給与で、超過労働給与額は除きます。手取りは税金・社会保険料等を差し引くため、ここにある値から直接は計算できません。
2019年以前の初任給と同じ線で比較できますか?+
そのまま接続できません。2020年に事業所単位の初任給調査から個人抽出の新規学卒者給与へ変更され、通勤手当の扱いも変わりました。過去の遡及集計は年齢・学歴・勤続年数からの推定のため、このページには接続していません。
大学院と大学の差は、進学すれば得られる上乗せ額ですか?+
いいえ。年齢・職種・産業などの構成が異なる集団の平均差です。学歴取得の因果効果、進学費用の回収額、個別企業の給与差を示すものではありません。
6月給与を12倍すれば新卒の年収になりますか?+
なりません。賞与、残業代、就業月数、各月の手当や給与変動が含まれず、入社年の年間収入も測っていないためです。このページは各年6月の月額給与として読みます。